行政法の記述式 | 行政書士の勉強法について


記述式問題は配点が40点と大きいので、落とすわけにはいきません。

行政法の記述式問題の特徴は、2つあります。

1.問題文中の登場人物が多く、条件が細かく指定されている
2.1問の中で、複数の答えを書かせることがある

まず、1について考えてみましょう。 実は、問題文中に登場人物が多いことも、 条件が細かく指定されていることも、 解答を作る上では大きなヒントになります。

たとえば、X,Y,Aなどの登場人物がいた場合、 問題で「Xは誰にどんな主張ができるか」という形式の問題が多いのですが、 この場合、解答は次のような形になります。

“Xは、(    )に(      )という主張ができる”

解答のひな型ができるので、後は(   )を穴埋めしていけばいいですね。 もし、穴埋めが間違っていても、この形が作れているだけで部分点がもらえる可能性は高いです。 逆に言えば、形を作れない受験生も大勢いるということなのです。

次に、2について。 平成27年度の試験では、 「一般に、どのような主張が許され、こうした原則を何と呼ぶか。」 という出題がありました。

「どんな主張か」 「この原則を何と呼ぶか」 という2つの問いに対して、40文字程度で答えなくてはなりません。

この場合も、問われたことを利用して形を作ってしまうと、 あとが楽です。 実際に、過去問を例に考えてみましょう。



●行政書士の過去問でポイントを確認


平成28年度 問44
(行政書士試験研究センター のホームページ参照)


3つの問いに答えなくてはならない問題です。 最初に形を作りましょう。

問題文から、

“( 法律名 )の定めにより、( 機関 )が過料を科す。このような制裁を( 何 )と呼んでいる。“

という形ができます。 機関と法律名は、順番が逆になってもかまいません。その場合は、

( 機関 )が( 法律名) の定めにより、・・・・ となります。

あとは穴を埋めるだけです。 何となく、できそうな気がしてきませんか?

最初から整った文章で答えようとするよりも、 形を作って穴埋めする方が、部分点にもつながりやすいです。 文章が全く破綻してしまっていては、点は取れないですよね。

このように、形を作って答えることで、 問題文で問われていることを的確に把握できます。 もっともまずい解答は、 聞かれていることに答えていない解答です。

平成28年の問44は、全7行程度の問題です。 長文の中で問われていることを見失ってしまうと、見当外れの0点解答になってしまうので、 問われていることは何かを掴むためにも、いったん形を作って整理する事をお勧めします。

そして最後に、大事なのは実際に40字程度にまとめる訓練をする事です。 頭の中ではまとまっているつもりでも、実際書いてみると文字数が足りなかったり、 極端に短くなったりするのが、受験生です。

記述問題は、とにかく書く訓練をすること。 その際には、形を意識する事が大事です。

記述式問題を、みなさんの得点源にしましょう!



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